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天使のナイフ  薬丸岳

天使のナイフ天使のナイフ
(2005/08)
薬丸 岳

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久々にミステリーを読みました。第51回江戸川乱歩賞受賞作です。

13才の少年3人に妻を殺された主人公、
その3人の少年が一人ずつ主人公の身近なところで殺されていきます。
当然、真っ先に疑われるのは主人公です。

思い出したくない過去の事件でしたけれど
少年達が殺されたことによって逆に、3人の少年達の更生の様子を
主人公は知りたくなるのです。


13才の子供が犯罪を犯しても、少年法によって
刑罰に処されることはありませんでした。
偶然犯罪に巻き込まれた13才もいれば、
あるいは少年法を逆手にとって故意に犯罪をする少年もいます。

被害者の家族の心境・・・その苦しみは計り知れないでしょう!
成年の犯罪ならば、極刑の判決によって仏前に報告ができるかも知れません。
ところが少年ならば、その名前も知らされず、
どこでどのような更正の道をたどっているのか知ることができなかったのです。

それが平成12年の少年法改正によって、
犯罪記録を閲覧できるようになりました。
14歳以上だった少年院行きも12歳程度と引き下げられました。
あまりにも凶悪化する少年犯罪に歯止めをかける目的だったのでしょう。

この小説はミステリーといっても社会小説に近いかもしれません。
3人の少年のほかに13才で犯罪を犯した人物が二人登場します。
其々の贖罪の仕方、、、それにも考えさせられました。

読者に投げかけられる
法のイビツさ。
少年に家族を殺された被害者の家族の憤り。
子供が犯罪者となった家族の苦悩。
更正をしたはずの少年達の苦しさ。

後半になればなるほど、仕掛けが入り組んで面白くなり
一気に読み終えたのですけれど、
読み終わってからのほうが色々と考えさせられる小説でした。

どうぞ、ご一読を!



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家庭菜園・・・その後(=´▽`)ゞ
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